3月にHSK2級をYouTubeなどの独学(約2ヶ月)で合格し、次は5月のHSKK(口頭試験)初級を受けることにした。
そのままHSK3級、4級と勉強していっても、話せるようにはならないと考えたからである。
そこで4月、試験までの1ヶ月半、「AmazingTalker」でオンラインレッスンを受けることに。合計50分×9回(週1〜2回ペース)。しかし結果として、メンタル的にかなり厳しい体験となった。
東北出身の先生を見つけたものの・・・
その講師を選んだ一番の理由は「中国東北地方の出身」だったことだ。
私は卓球選手の王楚钦が好きなので、彼の出身地である中国東北部のカルチャーや雰囲気にとても興味がある。講師検索してもあまり出てこない東北出身の先生を見つけ、かなり期待してレッスンに臨んだ。
リクエストと噛み合わないレッスン
ふつうの試験対策のレッスンが2回ほど終わった頃、先生にこう要望を伝えた。
「HSKK試験まで時間もないし、今回はお試し受験のつもりです。不合格でも構わないので、毎回10分くらい東北の文化の話をしてくれませんか?」
だが、このリクエストは完全スルーされた。
その後もこの講師のレッスンは、脱線を許さない「試験対策100%」のスパルタだった。
噛み合わない会話とプレッシャー
先生は「絶対に合格させなければ」とプレッシャーを感じていたのかもしれない(こっちが「合格しなくてもいい」と言ってるのに・・・)。だが、その圧力がこちらにも重くのしかかってきた。
特に辛かったのは、会話のキャッチボールをバッサリ切られたことだ。
たとえば「都会と田舎、どちらが好きか理由を説明せよ」という例題でのやり取り。
自分:「私、出身が田舎でして。あんまり好きじゃなかったんですよね(笑)」 先生:「あなたの個人的な好みは聞いていません。試験なのでちゃんと説明してください。」
というふうに、こちらの背景や気持ちは無視され、淡々と機械的な修正が続く。期待していた東北の話も一切出ない。レッスン後、虚しさとプレッシャーでお風呂で涙が出てしまう日もあった。いつも外国語を話した後は、ストレス発散できてスッキリするので、まるで逆の気分だった。
発音や語彙など、わかりやすいところもあったし、教え方が悪かったというほどでもなかったのだが・・・
HSKK初級の結果
本番は、受験者は私の他に1人のみ。
問題によって、自分のみが回答できたり、もう1人のみが回答できたり。
私が回答し始めた後、それを追ってもう1人が同じこと話し出してオイ!と思ったり、
そもそも私には難しくて全然わからん!となる問題が多かったりしてもう途中から心の中でキレ散らかしていた。
届いた結果は以下の通り。
- 合格点:60点
- 自分の得点:57点
不合格ではあるが、ボロボロだった体感のわりに点数は取れていた。採点基準がわりと甘いのかもしれない。
が、HSKKの試験方法は嫌いなのでもう受けないだろう。札幌では、HSKKネット試験(ヘッドセット付けて受けられるやつ)が今後行われる気配もない。
「たくさんの受験者が一斉に喋り出してうるさい」という口コミをよく見るが、逆にわんさかいた方がまだマシかもしれない。2人っきりっていうのもちょっと・・・
いずれにせよ集中するのが難しい試験である。
今回の経験で学んだこと
- レビュー欄の評価について 「要望を一切聞いてもらえなかった」と星を減らしてレビューを書いたが、サイト上には掲載されなかった。基本、良いレビューしか表示されない仕組みになっているようだ。
- スペックより相性 当たり前だが、どれだけ貴重な属性(東北出身)を持っていても、教え方のスタイルや相性が合わなければうまくいかない。何回めかのレッスンですでに辛かったのだが、「でも東北出身の人なかなかいないから!」とがんばって継続してしまった。反省。
楽しく文化に触れながら会話をしたいという自分の軸を、改めて確認する機会になった。
次はちゃんとコミュニケーションが取れる先生を気長に探していこうと思った。

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